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パリ最新情報「フランスで日本の餃子が大ブーム!その人気の秘密に迫る」 | Design Stories

餃子いえば中国のものというイメージがあるかもしれない。
だが、今、フランスで流行っているのは中国の「JIAOZI」ではなく、日本の「GYOZA」で、焼き餃子だ。本場中国では水餃子や蒸餃子が主流。
フランスでは少し前まで、焼き餃子が食べたくなったら、アジア系食料品店で餃子の皮を買って自宅で作る必要があった。
フランスでは豚ひき肉もなかなか手に入らないので、叩いてひき肉にするという手間もかけて。

パリ最新情報「フランスで日本の餃子が大ブーム!その人気の秘密に迫る」

※ひき肉を叩いて作った自家製餃子

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それが、最近、焼き餃子がぐっと身近なものになった。
はじまりは日系のラーメン店だった。枝豆と並んで「前菜」として扱われている。
フランス人はフランス料理でなくとも、前菜、主菜、デザートの順を重視しているので、餃子はメインのラーメンを食べる前のスターターになるのだ。
その後、ミシュラン星付きレストランのシェフ、佐藤伸一氏が「Gyoza Bar」というスタイリッシュな餃子専門店を開き、主食としての餃子を提案。
徐々にフランス人の食文化に浸透してきた。

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※Gyoza Barの餃子

そこから、コロナ禍の持ち帰り需要に応えるべく、焼く前の冷凍状態のものを販売する中華料理店が増えていった。
中華料理店の冷凍餃子は、店によって価格差が大きいが、安いものだと100個で13€(1500円ぐらい)で、自宅で作る手間を考えると、魅力的な価格だ。
餃子の食べ比べを楽しむことができるぐらい、店ごとにバリエーションに富んでいる。

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※中華料理店の冷凍餃子の比較

そんな冷凍餃子市場に乗り込んだのが、日本の「味の素冷凍食品」。
ここ最近、一般的なフランスのスーパーでも、冷凍餃子が購入できるようになった。
鶏肉、ベジタリアン、カレー味など、日本では見ないたくさんのバリエーションが並び、豚肉が標準の具材だったことを忘れてしまうほど。
1食分の箱入りタイプ、お徳用の大袋入り、と量のバリエーションもある。
味の素の餃子は、昨年開催された、東京五輪の選手村でも大人気だったそうだ。
ちなみに、冷凍餃子は1972年3月8日に誕生し、今年で50周年を迎える。
3月8日は「みんな(3)ハッピー(8)」という語呂あわせもあり、先日、「ギョーザ」の日と正式に日本記念日協会に認定されたばかりだ。

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※お徳用の大袋

南仏で日本食を広めるべく日本料理教室「Shiori(栞)」を主宰する、戸塚敦子さんに、この餃子人気の背景を伺った。
そもそもは、巻き寿司のアトリエを始め、その後、「自分の手で餃子を作ってみたい!」 というフランス人受講者たちからの強いリクエストにより、餃子アトリエも開催することになった。
餃子人気の秘密は、日本のアニメや漫画、ドラマだと戸塚さん。

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※餃子アトリエの様子

NETFLIXで放映されている「深夜食堂」や、漫画「孤独のグルメ」が人気で、日本の居酒屋メニューに憧れているフランス人が多いそう。
画面越しには見たことがあるけど、実際には食べたことがない日本食が気になるという。
最近では、フランス大手冷凍食品メーカーのピカール(Picard)も、日本のアニメ風のビジュアルを使った大規模キャンペーン「Vivez l’Asie」を展開中。料理でアジア旅行気分に! というもの。
YouTubeで配信されているキャンペーンの動画は、日本のポップカルチャーと食の結びつきについて、プレゼンテーションしている。
その中でも、やはり餃子は人気のようで、売り場には大きく印刷されたポスターがあった。

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※ピカールの店内

戸塚さんが開催する餃子アトリエも、開始早々、30人待ちという人気ぶりだ。
包むのが難しそうではあるが、アパレル業界で縫製をしていたというクチュリエの女性は、「プリーツを作るのは得意なのよ」と、ササッと1回でできてしまったそう。
来る人は基本的には料理好きで、手先が器用な人も多い。
ベジタリアン対応、ムスリム向けは可能か、グルテンフリーはできるか、など多様な食文化を感じる問い合わせが多くあるという。
フランス人と一言でいっても、人種や宗教、思想の幅が広い。
そんな様々な多様性をも包み込む餃子だからこそ、フランスで多くの人に受け入れられているのかもしれない。

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