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ビジネス特集 冷凍食品の最新事情 シブ5時取材班が徹底調査! | 新型コロナ 経済影響

冷凍食品の最新事情 シブ5時取材班が徹底調査!



「去年からのコロナ禍で、世の中ではどんなものが売れたのかな?」
私たちはあるデータをながめていました。調査会社が全国約4000店舗のコンビニやスーパーの買い物データを集計した、売れたものランキングです。消毒液やマスク、せっけんや体温計などが当然上位に上がります。(データ提供 インテージ 2020年2月~2021年1月)ここで気付いたのが、「冷凍水産」「冷凍農産」。冷凍食品が2つもランクインしていたのです。「そういえばわが家でも、冷凍食品は、この1年で格段に食べる機会が増えたなあ」というわけで、コロナ禍の冷凍食品事情を調べてみることにしました。(ニュース シブ5時 取材班)


あれも冷凍、これも冷凍!?冷凍食品専門店

2月、横浜に冷凍食品の専門店ができたと聞いて、早速行ってみました。
冷凍機器メーカーが、家庭でのニーズの高まりを受けて出店した店です。

店内には肉や魚はもちろん、焼き肉弁当やおかゆをまるごと凍らせた商品まで。
ほかにも、有名レストランとコラボしたイタリアンやスイーツなど約150種類の冷凍食品が並んでいます。

なかでも人気なのが、冷凍のすし。さまざまな種類の生魚やシャリがカチンコチンです。

解凍してみると…

これまで凍っていたことがわからないくらいのみずみずしさ!味もこれまで食べたことのあるすしと全く変わらないものでした。

なぜこんなにたくさんの種類があるのか。メーカーに聞くと、最近、冷凍食品にも“安くて長持ち”だけではない“質の高さ”を求める消費者が増えているそうです。

山田社長
「作りたての弁当、予約のとれないレストランのメニュー、できたての日本酒。これまでなかった最高レベルの冷凍食品が求められるのは時代の流れだと思います。ニーズに合わせた冷凍文化、冷凍の世界をつくっていきたいです」

ステイホームでおいしさに気付いた!

去年、消費者は冷凍食品にどのくらいお金を使ったのか。

総務省の家計調査を見てみると、2月以降は前の年を上回り続けています。特に1回目の緊急事態宣言前後や、感染者が増加した12月に大きく伸びています。

元「冷凍食品新聞」の編集長で、現在は冷凍食品のニュースサイトを運営する山本純子さんに分析してもらいました。

山本さん
「1回目の緊急事態宣言のタイミングで、おうち時間が増える中、便利な冷凍食品に手を伸ばす人が増えました。そこでおいしさに気づいた人が、たくさんいたようです。そして消費者に新しい需要として広がり、冷凍食品は“なくてはならない商品”の仲間入りをしたと思います」

冷凍食品人気で、消費者の冷蔵庫の選択にも変化が起きているようです。

個人向けに家電のレンタルを行っている会社では、緊急事態宣言をきっかけに「冷凍庫をサイズアップしたい」という依頼が急増。自宅で使っている製品の2倍、3倍のサイズを借りる人も多いそうです。

おいしさは「冷凍前」に決まる

取材をしていく中で、「昔と変わった」「おいしくなった」という声も多く聞きました。何が変わったのでしょうか。

日本で最も多くの冷凍お好み焼きを生産している会社に聞いてみると、その秘密は「凍らせる前」にあるといいます。

こだわったのは、“料理人の手の動き”の再現です。型に流し込んでプレスしたほうが効率的ですが、お好み焼き特有のふわっとした食感が失われてしまいます。

そこで、“コテ”を再現!具材をまとめてひっくり返す工程まで専用のラインをつくり、店で食べるお好み焼き本来の食感に大きく近づけました。これを急速冷凍し、マイナス18℃以下をキープすることで、できたてに近いおいしさと食感が保たれるといいます。

おいしく食べるコツは

こうして作られた冷凍食品。
しかし、口にするまでに大きく味を落としてしまう行動を、私たち自身が行っているおそれがあるそうです。

冷凍食品ジャーナリストの山本さんによると、冷凍食品の品質を保つために大事なのが、先述の「マイナス18℃以下」。作られてから店頭で売られるまでは、マイナス18℃以下を保った状態で運ばれます。

しかしここからが問題です。

私たちがスーパーで買い物かごに商品を入れてから家に着くまでのあいだに温度が上がって、一部が解凍されてしまうケースがあるようです。

そこで山本さんがおすすめする、冷凍食品をおいしく食べるためのポイントです。

1 買い物の「最後に買う」
アイスを買うのと同じように、最後に冷凍食品コーナーに行きましょう。

2「保冷バッグ」を使う。
もし保冷バッグがない場合は、買い物袋にそのまま入れるのではなく、保冷剤やドライアイスを必ず入れましょう。

3 解凍はメーカーの説明どおりに
そして、解凍時のポイント!解凍時にやってしまいがちな失敗が、「レンジに入れて“なんとなく”自動あたため」。しかし、メーカーによって食材の大きさや製造過程が異なるため、必ず袋の裏面にあるとおりに解凍しましょう。“テキトー”に温めると、味が落ちたり、変色することもあるため、面倒でもちゃんと見て調理するのが、おいしく食べるコツだそうです。

冷凍食品をもっと食卓に!

お弁当をまるごと凍らせたものから、できたての日本酒を蔵元で凍らせたものまで、メーカーの工夫でさまざまな新商品が登場する冷凍食品の世界。

山本さんは、コロナ禍をきっかけに、もっと家庭で冷凍食品を活躍させてほしいといいます。

山本さん
「昔は、冷凍食品を使うと『手抜き』と言われることがありました。でも、冷凍食品は『手抜き』ではなく、『手間抜き』。料理をおいしくする手間の部分を工場が肩代わりしてくれているものです。冷凍食品を使って、料理の時間を短縮するのは、決して悪いことではないのだということが、もっと広い世代に伝わってほしいです」

コロナ禍でおうち時間が増えた今、ますます冷凍食品のお世話になる機会が増えそうですね。

ネットワーク報道部ディレクター
森田将人
「ニュース シブ5時」、おはよう日本などを経て、現在はデータ取材を担当。好きな冷凍食品は大盛りパスタ。

「ニュース シブ5時」ディレクター
竹迫香織
毎食のように冷凍食品にはお世話になっています。

「ニュース シブ5時」ディレクター
逢野将彰
今回の取材で冷凍食品のすごさを再発見しました。

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