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容量倍増の物理キーボードつきAndroidスマホ「F(x)tec Pro1 X」を試す(Impress Watch) – Yahoo!ニュース

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 F(x)tec Pro1 Xは、英F(x)tecが開発したSIMロックフリーの物理キーボードつきAndroidスマートフォンだ。リンクスは7月に“X”がつかない「F(x)tec Pro1」を市販しているが、Pro1 Xは本体色をブラックからブルーに変更し、メモリを6GBから8GB、ストレージを128GBから256GBに強化した上位モデルとなる。

 それ以外の変更はとくになく、弊誌ではすでに西川氏によるレビュー「スライド式QWERTY物理キーボード搭載のAndroidスマホ「F(x)tec Pro1」」を掲載しているので、本記事で触れていない部分については、そちらと合わせて参考にされたい。

■QWERTYキーボード搭載の意義

 本機の最大の特徴は、5列66キーのQWERTY物理キーボードを備えている点である。過去にもこうしたQWERTYキーボードを備えたスマートフォンは数多く存在しているが、薄型軽量化、大画面化、ユーザーがソフトウェアキーボードに慣れていくといった潮流とともに、廃れていった経緯がある。

 物理キーボードは、入力中にソフトウェアキーボードが画面を覆うような事態にならないため、より多くの情報を表示したままにしておける。もっとも、FacebookやTwitterといったSNSアプリは、そもそも画面全体をテキストボックスとして使うものが多いので、同じアプリ内で情報を参照しながら入力というのは難しい。どちらかと言えば、ウィンドウ分割でほかのアプリを参照しながら入力したり、WordやExcelアプリのように、なるべく多くの情報を参照しながら入力したりといった用途向きだ。

 とくにウィンドウを2つ並べる用途の場合、ソフトウェアキーボードによってどうしても上のウィンドウが圧迫されてしまい、せっかくの分割表示もほとんど無駄になっていたので、ハードウェアキーボードを備えるメリットは大きい。

 ちなみにこれまでのこうしたキーボードを内蔵する端末は、レールによってスライドするギミックが大半であったのだが、本機は独特のヒンジ機構となっており、スライドとともに画面が25度チルトするようになっている。

 こうした機構のため、画面回転のギミックもユニークだ。キーボードを閉じた状態では基本的に縦表示となっており、本体を横に倒すとナビゲーションバーに回転のアイコンが現れ、そこをタップしてはじめて回転する仕組み(自動回転をオンにすれば自動で回転するが)。一方でキーボードを引き出すと問答無用で横に回転するのである。

 さてその目玉のキーボードだが、正直筆者としても賛否両論だ。キー自体の感触はよく、軽い力でもクイックに反応するし、押し心地もかなりいい。LEDバックライトがついているため、暗所でも視認可能で、暗いからといってキーボードの使い勝手がスポイルされることはない。その点は高く評価したい。

 しかし配列がちょっと頂けない。「`」、「」、「[」、「]」の4つのキーが、Q/A/ZとTab/Caps Lock/Shiftキーのあいだにあるのだ。これにより、ホームポジションが右に1つずれてしまっており、とっさに手にしたときに大きくタイプミスしてしまう。FとJキーに突起があるので、それを手がかりにすればいいのだが、わざわざホームポジションを探すぐらいなら、あえてパソコンとの親和性が高いQWERTYキーボードを採用する意味も薄い。せっかく良いキーを採用しているのだから、次期モデルでの改善を強く望みたい。

■スマートフォンとしての使い勝手

 キーボードを収納すれば一般的なスマートフォンとして使える本機だが、その使い勝手も見ていこう。本体は「厚みのあるスマートフォン」という表現がピッタリで、おおよそ一般的なスマートフォンの1.5台分。ただ、近年は大容量バッテリやカメラの高性能化に伴って厚みがあるスマートフォンも増加しているので、キーボード搭載端末としてはかなり頑張っているほうだ。

 薄く“見せる”ために、ディスプレイの左右のエッジが丸め込まれているのもポイント。こういったディスプレイは若干コンテンツが見にくくなり、端にあるボタンが操作しにくくなるのが難ではあるのだが、画面占有率が高まって手のひらいっぱいに画面が広がって見えるのはいい。

 ディスプレイはAMOLEDの採用が謳われているだけあって、色味/視野角ともに高いレベル。最近のスマートフォンと比べても遜色ないレベルだ。ちなみに四隅は丸め込みがあるが、ノッチレス/ホールレスであるのもポイントで、通知バーが広々としている。

 電源ボタンと指紋センサーも右側面にしか搭載されておらず、一見キーボードを開いた状態では使いにくそうだったが、右手の人差指を指紋登録しておけば、その指紋の認証で電源から復帰して使えるようになるので意外にも快適だった。指紋認証の精度は高いものの、復帰そのものはワンテンポ遅い。このあたりはSnapdragon 835を採用している関係もあるだろう。

 近年、ほとんどのスマートフォンは、背面にガラス素材を採用しているが、本製品は金属製だ。また、カメラ部も出っ張っておらず、机の上に置いたさいにガタつかなくて済むのはよい。さらに、3.5mmヘッドセットジャックを備えている点も使い勝手はよい。ちなみに充電はQuick Charge 3に対応している。

■今なおアッパーミドルクラスの性能で現役クラス

 最後に簡単にAntutu Benchmarkで性能について見ていく。ちなみにAntutuは現在、関連企業のCheetah MobileのプライバシーポリシーがGoogleに違反するとし、Playストアから削除されているが、ユーザーの責任下ではダウンロードとインストールが可能となっている。スマートフォンの指標としてはわかりやすいのでここで使うことにする。

 Antutu Benchmarkのスコアは、スコア20万以下がエントリー、20~30万がミドルレンジ、30万~40万がアッパーミドル、40万以上がハイエンドと言って差し支えないが、本機は263,313というスコアを記録し、おおむねSnapdragon 730G相当の性能だ。厳密には、CPUやUX周りで遅れを取る。とは言え、実利用ではほとんど違いがわからないレベルだ。

 ただ、GPUはさすがハイエンドということもあり、Snapdragon 730Gより高いスコアを記録した。よって、ほとんどの3Dゲームをスムーズにプレイできると思われる。

 最新のSoCではない点や、キーボード配列にクセがあるといった点は気になるものの、QWERTYキーボード搭載端末としては貴重な存在。キーボードを使用しない場合は、一般的なスマートフォンとほとんど同じ使い勝手である点もポイントの1つで、直接競合と言える製品は存在しない。

 5G対応で最新チップセット搭載、キーボード改善の後継機も待ち遠しいのだが、そのためにも、今は投資しておくべきスマートフォンだと言える。

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