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Facebookがクラウドゲーミング業界に参入、まずはスマホ向けゲームから慎重なスタート – GIGAZINE



Facebookが、AndroidとPC向けにクラウドゲーミングサービスのベータ版をスタートしたことを発表しました。ゲームタイトルはスマートフォン向けゲームが対象ですが、随時追加される予定で、2021年に正式スタートする予定だとのことです。

Cloud Gaming, Meet Facebook Gaming – About Facebook
https://about.fb.com/news/2020/10/cloud-gaming-meet-facebook-gaming/

Cloud Gaming, Meet Facebook Gaming | Facebook Gaming Developers
https://www.facebook.com/fbgaminghome/blog/cloud-gaming-meet-facebook-gaming

Facebookでは、Facebook上で1000種類以上をプレイできるインスタントゲームや、ゲーム実況配信プラットフォーム「Facebook Gaming」を専用アプリとして公開するなど、ゲーム事業に積極的に取り組んでいます。

ゲーム機や高性能なPCがなくても、ノートPCやタブレットPC、スマートフォンでAAA級のゲームタイトルを遊ぶことができるクラウドゲーミングサービスは、GoogleのStadiaやAmazonのLuna、NVIDIAのGeForce Nowなど、さまざまな企業が群雄割拠している状況。そして、月間アクティブユーザー数27億人という世界最大級のSNSを抱えるFacebookもついに参入した形になります。

Facebookのクラウドゲーミングサービスは、「Asphalt 9: Legends」「Mobile Legends: Adventure」「PGA TOUR Golf Shootout」「Solitaire: Arthur’s Tale TriPeaks」「WWE Supercard」「Dirt Bike Unchained」といったAndroidAPK形式のスマートフォン向けゲームからスタートするそうで、少しずつテストしながらゲームの種類や数、ジャンルを拡大していくとのこと。Facebookは「結局のところ、クラウドゲーミングサービスであるため、遅延が許容されるゲームでもプレイヤーはいくつかの不具合が気になる場合があります」と述べ、最初は遅延の影響が少ないゲームからリリースしていくつもりだと述べました。


また、実名制SNSであるFacebookと紐づけされるものの、クラウドゲーミングサービス上では本名ではなく、任意のプレイヤー名とアバターを使えるとのこと。加えて、スマートフォンやPCなどのプラットフォームに限らず遊べるようなクロスプレイも実装される予定です。さらにクラウドゲーミングに対応したゲームの広告は、HTML5とクラウドサービスによるインタラクティブなものに進化するとのことで、Facebookは「ゲームと広告の境界線が曖昧になりました」と述べています。


FacebookのPlay部門ヴァイスプレジデントであるジェイソン・ルービン氏は「クラウドゲーミングについての発表は誇大宣伝になりがちなので、最初から包み隠さず率直に話します」と述べ、Facebookのクラウドゲーミングサービスの意義と目的を以下の5つにまとめて語っています。

◆1:過剰な約束をしたり、不十分な成果を上げたりすることはありません
「Facebookはクラウドゲームの長期的な未来を信じていますが、データセンター、圧縮アルゴリズム、解像度、1秒当たりのフレーム数などでユーザーを驚かせようとはしません。大衆向けのクラウドゲーミングにはまだ道のりがあるもので、テクノロジーの将来を過剰に売り出すのではなく、テクノロジーの利点と現実の両方を受け入れることが重要です」

◆2:ユーザーのお気に入りのゲーム機に取って代わるつもりはありません
「家庭用ゲームとPCゲームは人気があり、これからも長く存在するでしょう。Facebookは、クラウドゲームが家庭用ゲームやPCゲームに取って代わるのではなく、素晴らしいゲームに飛び込むための選択肢を増やすものだと信じています。私たちもあなたのスマートフォンを取り替えようとはしていません。すぐにクラウドゲーミングに飛び込む方が良い場合もあれば、そうでない場合もあることが分かると思います」

◆3:Facebookはまず最善を尽くし、そこから手を広げていきます
「クラウドゲーミングは、既に提供されているゲームの種類を拡大することを目的としているため、まず、ユーザーがFacebookでプレイすることを楽しむところ、つまり無料ゲームから始めます。これが、Facebookが通常モバイル端末でプレイされるゲームから始めた理由の1つです。将来的には、システムとインフラストラクチャが改善され、より多くの種類のゲームを提供できるようになります。それまでは、クラウドゲーミングの費用は0ドルですのでご安心ください」

◆4:Facebookとは別にクラウドゲーミングサービスを立ち上げるわけではありません
「クラウドゲーミングのタイトルはすべて、Facebook上でゲームをプレイするのと同じ方法でプレイすることができます。特別なハードウェアやコントローラーは必要ありません。また、デスクトップPCでもマウスやキーボードを使ってゲームをプレイできます。Facebookで毎月3億8000万人以上の人がゲームをプレイしており、HTML5でインスタントゲームをプレイしているのと同じように、クラウドゲーミングも可能になるでしょう。そして、私たちが適切な仕事をすれば、ゲームがどのように配信されているかが気にならなくなるでしょう」


◆5:記事作成時点ではiOS向けは予定していません
「残念ながら、iOSではクラウドゲーミングをローンチしていません。iOS向けの代替オプションは検討中であり、AndroidとPCのプレイヤーだけがFacebookで統合されたクラウドゲームを楽しめることになります。Appleの新しいクラウドゲーミングの方針を受けても、AppStoreでクラウドゲーミングアプリをローンチできるかどうかはわかりません。もちろん、ウェブブラウザも選択肢の一つになるかもしれませんが、Safariで提供できるものには限界があります」

「iOSの道筋は不透明ですが、1つだけはっきりしていることがあります。Appleはゲームを別の意味で扱っており、非常に貴重なリソースをコントロールし続けています。どのデバイスを買ったかに関係なく、人々が好きなときに好きなようにゲームをプレイできるようにするための最善の方法を考えていますので、今後もご期待ください」


なお、Facebookのクラウドゲーミングサービスは、まずアメリカのカリフォルニア州・テキサス州・マサチューセッツ州・ニューヨーク州・ニュージャージー州・コネチカット州・ロードアイランド州・デラウェア州・ペンシルベニア州・メリーランド州などで提供され、今後数カ月でサービス提供地域を拡大していく予定となっています。

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