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1930年代のアメリカを生きる「マフィア」をハードボイルドに追体験! 『マフィア コンプリート・エディション』プレイレビュー第1弾(エムオンプレス) – Yahoo!ニュース

2KとHangar 13が、2020年9月25日(金)に『マフィア コンプリート・エディション』(以下、『マフィア』)を発売した。

【画像】『マフィア コンプリート・エディション』プレイ画面

全世界で累計1,890万本の販売実績を誇る『マフィア』シリーズから、2002年に発売された初代『マフィア(Mafia: The City of Lost Heaven)』をリメイク。大筋の物語をそのままにしつつ、細かなシナリオ、BGMや細かなシステムまでもリニューアル。グラフィックも最新のエンジンで制作された現代の映像美で蘇り、リメイクとは名ばかりの“シリーズ新作”と言っても過言ではない完成度となった一本だ。

今回は、そんな本作のPlayStation 4版プレイレビューを掲載していく。

文 / 二城利月

◆主人公の裏切りから始まる1930年代のマフィアストーリーを追体験

『マフィア』の舞台は、1930年代のアメリカ・シカゴの街をイメージした架空の都市・ロスト・ヘヴン。1938年、主人公でありマフィア幹部のトミーが、ギャング担当刑事・ノーマンに対して、「家族の安全を保証してほしい」と取引を持ち掛け、語り聞かせる内部情報の密告を、回想という形でプレイヤーが追体験していく。つまり、主人公の裏切りからこのゲームは幕を開けるのだ。

トミーのマフィアストーリーの始まりは8年前の1930年。ただのタクシードライバーであった彼が、マフィアの道に足を踏み入れる事件にまで遡る。

当時、慎ましく生活する一般人だったトミーは、夜勤が終り、仕事終わりの一服をしているところだった。そんな目の前で、突如として一台の車がクラッシュ。その車を運転していたのは、マフィアのポーリーとサム。クラッシュした車から出てきた彼らはトミーに銃を突き付け、半ば脅す形でトミーに車の運転を指示する……というところで、プレイヤーの操作が始まるわけだ。

プレイはさっそく運転からだが、操作はベーシック。R2トリガーでアクセル、L2トリガーでブレーキ、スティックでハンドル。サイドブレーキを駆使すればドリフトも可能で、この手のゲームを遊び慣れてる筆者は違和感なく操作できた。

そして、カーチェイスのクライマックスには跳ね橋からの大ジャンプへ。なお、跳ね橋が上がり始めたところでポーリーが「橋が上がってないか!?」と叫び、これに「ええ。行けます」と即答するトミー。脅されているとはいえ、肝の据わったタクシードライバーである。

なんとか追っ手を振り払ったトミーは“リトル・イタリー”というバーへ行くよう指示される。何を隠そう、このバーこそがポーリーとサムが所属するマフィア・サリエリのアジト。こうして彼らを送り届けたトミーは、緊張感あるやりとりの中でタクシーの修理費として大金と“彼らとのコネ”を手に入れて……。といったところで、ひとつめのチャプターが終了。次のチャプターへと移行し、シナリオが進んでいくのだった。

このように、回想からトミーの過去を操作で追体験し、物語を追っていくというのが大まかな流れ。なお、本作はオープンワールドのマップを取り入れているが、自由に行動したり、特定の行動で物語が分岐するといったことはない。ゲームを進めるだけなら画面左上に表示される目標を進めていくだけでいい。

◆シンプルな操作感でストレスのないマップ探索と戦闘を楽しめる

次に、画面や操作に関して確認していこう。プレイヤーの操作パートでは、基本的に三人称視点でキャラクターを操作。スナイパーライフルなど、一部の武器でエイム(照準)した時にのみ1人称視点に切り替わるシステムだ。操作に違和感がある場合は、コントローラーの設定からプリセットを切り替えられる。

戦闘時には、左下に赤い体力ゲージが表示される。体力が減った場合は一定値までは自動回復、それ以上はマップに設置されている救急箱にインタラクトすると回復する。

戦闘時には大きく分けて近接攻撃、射撃、投擲の3アクションを使い分ける。打撃は、敵の近くで近接攻撃ボタンを押すと殴って打撃。手に銃や打撃武器を持っている場合はそれを使って打撃する。なお、距離が近い敵は打撃で応戦してくるので、その際は回避ボタンを押せば攻撃を回避できる。

射撃の操作は標準的で、装備中にトリガーを押すと、銃を構えてエイム(照準)。スティックで狙いを決め、射撃ボタンを押すと射撃する。装備する銃はハンドガンと、ショットガンやトミーガンといった大型銃から1種ずつ、合計2つを選んで持ち運び、十字キーの上を押すとトルグ式で装備を切り替えられる。

なお、筆者がプレイして特に感じたことだが、本作において弾はかなり貴重だ。かつチャプターが終わると自動的に装備はリセットされるので、弾をたくさん保管しておくことはできない。弾切れをおこさないよう、同じ銃を装備していた敵の死体から頂戴したり、マップに設置されている弾薬箱の活用は必須。それでも弾切れになることも多く、敵が使っていた銃に切り替え、臨機応変に立ち回ったりとやりごたえのある銃撃戦が楽しめた。

壁や障害物に向かってボタンを押すと、その場所にカバー(身を隠す)。その状態で射撃ボタンを押すと前方に向かって射撃、エイムボタン押すと身を乗り出しての射撃となり、ボタンを離すとすぐにカバーへ戻る。ミッション中は銃撃戦になることが多く、身を隠さずに走っていれば、超精度な射撃の腕を持つマフィア達に蜂の巣にされること間違いなし。銃撃戦が始まったら素早くカバーに入りたい。

火炎瓶や手榴弾といった投擲武器を装備している場合は、投擲ボタンを押しっぱなしで投げる場所を決め、ボタンを離すと投擲する。銃を装備していても、ボタンを押すとすぐに投擲状態に切り替わるので、間違えて足元に投げないよう注意が必要だ。

◆車両操作中にはジャジーな音楽と合わせたドライブも堪能できる

車を発見したら、乗車ボタン長押しで乗車。鍵がかかっている場合は窓を壊して無理矢理開けるか、ピッキングで静かに開けるかを選択できる。隠密が必要な状況ではピッキング。急いでいる時には窓を壊すといった形で使い分けていく。

なお、同系統のゲームではなかなかない“スピードリミッター”というシステムがあり、これを使用中はアクセルを押していても、一定速度以上(路上で走る車と同じくらいの速度)が出なくなる。シナリオ中には車内での会話も多いので、そちらに集中したい時に便利な機能だ。

車を運転中も、銃を装備中には画面に照準が表示され、射撃ボタン(車内用)で射撃できる。なお、カーチェイス中には目標を自動的にロックし、ゆっくり狙いを定めてくれるので、円が小さくなったところで射撃すればほぼ命中する。

◆マフィア映画の中に入ったようなシナリオに魅入るゲームプレイ

このような感じで、事件や仕事の発生→目的の行動(情報を集めたり、目的地に移動したり、敵のアジトに忍び込んだり)→敵との交戦→チャプタークリアーといった流れをこなしながら物語を追っていく『マフィア』。原作の発売が古く、シナリオ重視ということもあって、いい意味でシンプル。悪く言うと単調的で、正直に話せば「せっかくのオープンワールドなのだから、もっといろいろできればいいのにな」と思ってしまう瞬間も多かった。

しかしながら、後に続く人気シリーズの原点というだけあって、そのシナリオにはエモーショナルなシーンが散りばめられており、今回も触れた冒頭のトミーとノーマンがくり広げる“裏の世界”のやりとりや、ポーリー&サムとの軽快なやりとりなど、世界観に引き込まれる場面がとても良い。そして、一通りのシナリオを終えた今、あらためて見るとまた違った視点で感じることも多く、ドラマティックな内容となっている。

次回の記事ではそんなシナリオ部分の魅力について掘り下げていくので、ぜひ合わせてご覧いただき、『マフィア』を手に取る助けとなれば幸いだ。

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1930年代のアメリカを生きる「マフィア」をハードボイルドに追体験! 『マフィア コンプリート・エディション』プレイレビュー第1弾は、WHAT’s IN? tokyoへ。

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